美味しんぼを読んでみたいけど
「巻数が多すぎて読むのに時間がかかりすぎる」と
お悩みの方は多いのではないでしょうか。
そんな令和な人におすすめなのが、
本ブログの美味しんぼまとめです。
各回のまとめを覚えれば時間短縮はもちろん、
日常生活でするりと美味しんぼの名言を
活用することが可能になります。
もっと効率よく美味しんぼから蘊蓄を吸収したい方や、
大昔に美味しんぼを読んで記憶を取り戻したい方は
ぜひ参考にしてください。
要点は抑えましたね、さあ行きましょう。
物語冒頭
板山社長肝いりの企画、京都の老舗を一同に出店させた
一大イベントのためです。
板山社長自ら出店に足を向けるも、京の作法がわからないご様子。
お茶屋で出された和菓子は一口に食し、
隣の客から顰蹙を買う構図。
出典:『美味しん』原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻3話より
出された抹茶も一気飲み これが一大で銀座にデパートを作った
男 板山の作法よ
しかし、京の都にはそれは通用しません
所謂、「いけず」という作法にぶぶ漬けを出されずとも
場の空気が居たたまれないことに・・・・。
自分のデパートで肩身の狭い思いをする板山社長。
出典:『美味しん』原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻3話より
茶道とは金なり
なんだか今日は調子がおかしい板山社長。
板山は次に、お茶の作法を勉強するため、と
茶道の家元に教えを乞う
一緒に来てほしいと東西新聞社一行と向かうも
山岡は家元の大邸宅の門構えからなにやら不穏な空気を感じ取り、
「茶の湯の製品と豪華さは必ずしも一致しない」とポツリ。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻3話より
かくして家元の登場
初手からお茶マウントを取りながらも
左腕にはキラリと高級時計が光る
家元はさらに続け、
本来は板山のような成金は相手にせず、
財閥系の名士や伝統ある人間のみに教えを広めている、
今回は紹介があって特別対応だと畳みかけます。
家元の自慢は続く、続いては高級茶器の紹介・・・
もう山岡限界が近いだろう。
我慢に我慢を重ねていた山岡。
しかし、お茶請けに出された練乳イチゴ。
これに山岡は怒りを爆発させます。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻3話より
この家元は出来損ないだ 教えは受けられないよ
激高する山岡。
すぐに帰るんだ、と踵を返し
家元に対して「千利休をの言葉を読み返せ」と、
お前に茶を教える資格はないとひっくり返します。
山岡の真意とは・・・・。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻3話より
イチゴ農家に千利休の精神は実在した
言葉で弁解しても仕方ない この後俺に付き合ってくれと
皆をある場所へ連れていきます。場所はイチゴ農家。
イチゴ農家で摘みたてのイチゴを試食する中、
農家はどうぞよろしくと練乳も提供します。
しかし板山は練乳なんてない方が
イチゴの美味しさを味わえることに気づきます。
そこで山岡は千利休のあるエピソードを蘊蓄しだす。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻2話より
招かれた席でスイカに砂糖をかけて出されたものを見た
千利休は憤慨し席を立ったエピソードを・・・。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻3話より
間違いなしですが山岡の見解は異なります。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻3話より
この人に出会えるのは最後だと思って最良のもてなしを心掛けよと、
茶道は見せかけの虚構を見抜き本質を突く道だと説きます。
つまり、家元の数々のマウントは茶道の精神とは真逆、
そして、イチゴ1つをとっても練乳をかける必要がないくらいの
イチゴであれば、最初からかけずに提供する
神は細部に宿るという精神と似ている感じがします。
今回の話は少し極端すぎる感じもしますが、
美味しんぼで出てくる千利休の薀蓄エピソードとしてぜひ抑えておきましょう。