美味しんぼを読んでみたいけど
「巻数が多すぎて読むのに時間がかかりすぎる」と
お悩みの方は多いのではないでしょうか。
そんな令和な人におすすめなのが、
本ブログの美味しんぼまとめです。
各回のまとめを覚えれば時間短縮はもちろん、
日常生活でするりと美味しんぼの名言を
活用することが可能になります。
もっと効率よく美味しんぼから蘊蓄を吸収したい方や、
大昔に美味しんぼを読んで記憶を取り戻したい方は
ぜひ参考にしてください。
要点は抑えましたね、さあ行きましょう。
物語冒頭
山岡は幼少期から見なれた光景でも栗田からすれば
人間国宝の仕事を見学する願ってもない機会。
さっそく窯出しが始まります。
いつもはひょうきん者を装う陶人名人
しかし、焼き物を手にしたとたん鋭い眼差し 職人の顔に変わります。
出典:『美味しん』原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻1話より
納得のいかない作品はその場で叩き壊す
これまでかけた労力をゼロにする行為に栗田は驚きますが、
できの悪い作品を世に残すことが悪、とプロフェッショナルを説く陶人
そんな中、山岡は赤い鉢に目が行きます。
最近研究に没頭しているトマトの赤を表現した鉢の研究です。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻1話より
自然界に数多ある赤色と言っても野菜と調和させる赤は
リンゴでもない、
動物の肉でもない、
花の赤でもない
野菜との調和の赤はトマトの赤でなければいけないと
満足の出ない作品を次々と壊していきます。
そんな真剣なまなざしに
陶人を改めトマト人に改名したら?と茶化す山岡
孫同然の山岡に激高しつつもじゃれあう二人
しかし運悪く陶人名人はその際、
転倒し足を骨折してしまいます。
完熟の赤
陶人名人を見舞う東西新聞社一行
しかしそこには当然、弟子の海原雄山も現れます
これで3連続登場の海原雄山
今回も嫌な雰囲気しかありません。
しかしここは師匠の見舞いの席
雄山もそこまで野暮ではありません。
トマトの色の研究をする陶人名人の為、
今の季節に取りえる最高のトマトを手土産で渡します。
しかし、トマトを見るや陶人名人
これは自分の思い描く本当の熟し方でないと言います。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻1話より
雄山は、食い下がり最高の有機農法で栽培した
最高のトマトであることを伝えるものの、
そこに山岡が噛みつく。
有機農法は有機農法でも原材料まで気にかけた有機農法か
どうか、有機農法という言葉だけでなんでも信仰するのは
間違いであると薀蓄を語ります。
これはいつもの雰囲気に・・・
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻1話より
そして山岡は禁断のワードを雄山に告げてしまいます。
口で言ってもわからないだろうな、
「それでは1週間後にみんなをトマト畑に案内しよう・・・」
最高のトマト栽培 それはビニールハウス
そんな舞台は静岡 掛川へ・・・。
道案内を終え、車を降りた雄山が目にした光景・・・
それは・・・ハウス栽培のトマト園でした。
激高する雄山
それもそのはず、
自分が手土産に持ってきた有機栽培とは一線を画す
大量生産の代名詞ともいえるビニールハウス園に
招待された雄山
人の土地の前でも構わずぼろくそにこき下ろします。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻1話より
中にはいってトマトを見てみるものの、
トマトの様子がおかしい。
トマトの葉はしおれ、葉っぱには産毛が生えている。
トマト自体からも青臭さはなく、
なんだかリンゴのような香り。
生産者の永田は緑健農法といい、
水をギリギリまで与えずトマト本来の能力を
引きだす方法だと説明します。
しかし雄山、御託はいいからトマトを食わせてくれと
一口かぶりつきます。
味見をした一同、驚愕の味にとてもグルメ漫画とは思えない
背景と同時にトマトの味を訴えます。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻1話より
恐るべき緑健農法
トマトに余計な栄養はいらない。
原産地のアンデスの厳しい気候を再現してあげるだけで
自ら必要な栄養素を取り入れるために進化、発達するのだと。
このトマトこそが自ら思い描いていた完熟の赤だ、
生命力と旨さの深い赤 これだと陶人名人が開眼します。
出典:『美味しんぼ』雄山もトマトの味は認めるものの、
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻1話より
造り手が偉いわけでない トマトの力だと
煽ってみるものの、
その通り、よくわかってらっしゃると
逆に永田から肩透かしを食らい、
何も言わずその場を去るのでした。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
7巻1話より
海原雄山もしれっと家路についた後、
美食倶楽部で使うトマトの契約を永田に申し込むのでした。