美味しんぼを読んでみたいけど
「巻数が多すぎて読むのに時間がかかりすぎる」と
お悩みの方は多いのではないでしょうか。
そんな令和な人におすすめなのが、
本ブログの美味しんぼまとめです。
各回のまとめを覚えれば時間短縮はもちろん、
日常生活でするりと美味しんぼの名言を
活用することが可能になります。
もっと効率よく美味しんぼから蘊蓄を吸収したい方や、
大昔に美味しんぼを読んで記憶を取り戻したい方は
ぜひ参考にしてください。
要点は抑えましたね、さあ行きましょう。
物語冒頭
こてんぱんにやられた山岡。
このもやもやした気持ちをぶつけずにはいられない。
そんな折、
山岡の新聞記事に対して抗議するバイク団体が
東西新聞社におしかけます。
山岡は新聞記事でバイク集団を
「鋼鉄の馬にしがみついた弱虫たち」という煽り文で
自分のお気持ちを全国に発信したことが原因です。
いや、そりゃそうだろ・・・。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
5巻9話より
このバイク団体、
サンダーボルツをまとめるボスは争うつもりはない。
ただ、俺たちは抗議のために今日はあいさつしに来た。
時速200km/h以上で走る俺たちも
なかなか勇気のいる行動なんだ、
こっちの世界を知らずに
俺たちを理解することはできないぜと残し
その場を去ります。
鋼鉄の馬にしがみついた弱虫たち
所変わって再び現れる唐人先生。
先日、登場した釜炊きの本村が退職するための
送別会を企画していることを告げ、
昼の間に料理の確認にレストランへ同行します。
今日の送別会で提供する生ガキを味見する山岡一行。
志摩半島から直送した
最上の牡蠣だとシェフは言うものの、
山岡は収穫したばかりの牡蠣に比べて
味が落ちていると言う。
そして世話になった本村に対して
最上の牡蠣を食べてもらいたいと、
往復1000㎞になる道を牡蠣の収穫込みで
約7時間半以内に帰ってくる方法を思いつきます。
それは自らがこき下ろした、
「鋼鉄の馬にしがみついた弱虫たち」への依頼でした。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
5巻9話より
牡蠣の鮮度
あまりの無茶ぶりに
サンダーボルツのメンバーは激高します。
しかし、山岡はボスに対して
「時速200km/hの風に逆らってなんて
きれいごとだったのか」と
ここでも煽りちらす始末。
ついにボスが重い腰を上げます。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
5巻9話より
男、サンダーボルツのボスが山岡を乗せ
往復1000kmの旅が始まります。
二人乗りで200km/hオーバーを繰り返す
サンダーボルツと山岡。
収穫してすぐの牡蠣を調達して
5時間以内の牡蠣を提供することに成功します。
しかしその代償は大きく、
サンダーボルツのボスはその場で
現行犯逮捕されることになります。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
5巻9話より
目の前で逮捕者を出したにもかかわらず、
本村のためにそのまま送別会へ参加する山岡。
目的のためには手段を選ばない。
さすがのプロフェッショナル性です。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
5巻9話より
人間国宝の力技
提供することのできた山岡。
送別会は無事終了しましたが、
唯一サンダーボルツのボスが
どうなったかが気になります。
後日、警察署で釈放されるボス。
唐人先生の口添え一発で釈放された模様が
後日譚として描かれています。
いや、そうはならんやろという感じしかしませんが
いかにも昭和の世相を表しています。
出典:『美味しんぼ』話のテンポが速すぎて
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
5巻9話より
突っ込みどころ満載回ではありますが、
それもまた美味しんぼ序盤の魅力の一つです。