漫画レビュー

【美味しんぼ】茶の味わい

美味しんぼを読んでみたいけど
「巻数が多すぎて読むのに時間がかかりすぎる」と
お悩みの方は多いのではないでしょうか。

そんな令和な人におすすめなのが、
本ブログの美味しんぼまとめです。

各回のまとめを覚えれば時間短縮はもちろん、
日常生活でするりと美味しんぼの名言を
活用することが可能になります。
もっと効率よく美味しんぼから蘊蓄を吸収したい方や、
大昔に美味しんぼを読んで記憶を取り戻したい方は
ぜひ参考にしてください。

今日覚えたい美味しんぼ


観光地の土産屋にある高級茶は注意すること

お茶の新芽には産毛があり上質の証拠であること

あくどい土産屋には税務署の名前を出すと大人しくなること

要点は抑えましたね、さあ行きましょう。

物語冒頭

今回は日本茶蘊蓄会です。
田畑の姪っ子、
ひとみが昼休みに修学旅行のお土産を届けに
東西新聞社を訪ねてきました。

時代ですね・・・、
令和の会社じゃコンプライアンス的に絶対NGな光景。
ひとみは修学旅行先の京都で特選玉露を
田畑にお土産として手渡します。

そこにたまたま通りがかった山岡、
最上級の玉露だと言われ茶葉を掴むと
高級玉露どころかクズ茶の品質であることを
一目で見抜きます。

出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
4巻8話より

せっかく大枚をはたいて買ってきたお土産を
初見の会社員にこきおろされたひとみ、
胸中穏やかではありません。
昼休みも明けてすぐ、
山岡宛にスケバンが会社を強襲します。

この昭和の風物詩 スケバンひとみ見参

なんとひとみはスケバンの頭を張っているレディースで、
先ほどの山岡の態度が気にいらず
焼きを入れてやると
山岡をチームで囲うことを画策しました。



出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
4巻8話より

しかし山岡、こんな状況でも決して屈せず、
お茶の真贋は飲めばわかるとひとみに告げ、
東西新聞社で改めてお土産の茶を飲むことを提案します。

一旦東西新聞社文化部に戻りお茶を淹れる山岡。
茶の試飲によって出された結論は・・・・、
なんとただのお茶どころか化学調味料で
味付けされたお茶であることがわかりました。

山岡は説明します。
うまい緑茶の甘みを再現するために
うまみ成分を化学調味料で添加し、
味を再現しようとしている紛いものだと言い放ちます。

出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
4巻8話より

もうここまでくると山岡の掌の上です。
じゃ、急ごうやとレディースを引き連れいざ京都へ。

緑茶の見分け方

山岡、メンバーを連れ正しい緑茶を体験するため、
京都のお茶屋に向かい最上級の玉露を注文します。
最高の玉露は手もみで作られるため、
針のように細かいのが良いものの条件です。

出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
4巻8話より
そして玉露のポイントは
60度以下の低温のお茶でなければいけません。
湯が熱すぎるとまろやかな味が出ないと山岡は言います。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
4巻8話より

そして高級茶葉の特徴である
お茶の葉の毛についても言及します。
茶葉が育ちすぎないうちに生産された茶葉にしか
現れないこのお茶の毛こそが
上質であることのなによりの証拠なのです。

出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
4巻8話より

それに引き換え添加物まみれの緑茶を売った
お土産屋に怒り心頭のひとみ。
スケバン、お土産屋強襲を決行します。

脱税という闇

お土産屋を強襲したスケバン達。
しかしさすが京都人の悪徳業者 
ただの小娘相手に一歩も引きません。
が、スケバンひとみの叔母、
田畑が今回は一枚上手でした。
一言耳打ちするや否や、お土産屋は一転罪を認め、
二度と粗悪品は売らないことを誓います。
一体何がこのお土産屋を縮み上がらせたのか・・・

出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
4巻8話より

田畑は、悪徳で儲けているお土産屋に対し、
納税もちょろまかしてるだろうとカマをかけ、
税務署へタレこむと耳打ちしたのです。

姪っ子の窮地を救った田畑、
最後の最後に驚愕の事実が発覚します。
それは初代スケバンの頭が田畑であることを・・・
人は見かけによらない。
一体田畑はどんなルートで東西新聞社に入社したのか。
七不思議のひとつである。