美味しんぼを読んでみたいけど
「巻数が多すぎて読むのに時間がかかりすぎる」と
お悩みの方は多いのではないでしょうか。
そんな令和な人におすすめなのが、
本ブログの美味しんぼまとめです。
各回のまとめを覚えれば時間短縮はもちろん、
日常生活でするりと美味しんぼの名言を
活用することが可能になります。
もっと効率よく美味しんぼから蘊蓄を吸収したい方や、
大昔に美味しんぼを読んで記憶を取り戻したい方は
ぜひ参考にしてください。
要点は抑えましたね、さあ行きましょう。
物語冒頭
今回は、私が美味しんぼの中でも特に好きな神回の一つ、
男 山岡が見れる内容です。
東西新聞社では職場の委員会が設けられており、
食堂委員を務めている山岡と栗田。
東西新聞社には食堂もある中、
外食も自由に選択することができる模様。
しかし、各々お気に入りのお店が偏ることから
外食レストランの美味しい店マップを社内で
作成しようという運びとなりました。
しかし委員会に政治部の松川、
新聞の花形部署で猛烈に働く男、
特ダネにもならない食堂委員に出て
なんの利益があるんだ、と
バッサリ斬り落とす昭和の鑑のようなモーレツ社員です。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
3巻9話より
そんな中、世の中は次期総裁選の人選について永田町が揺れ動く事態となっています。
政治部 松川の出陣です。
幹事長室の裏の入り口を開けておいてくれ
報道陣が次期総裁選をすっぱ抜くため、
自民党を世話しなく出入りする各新聞社。
その中に一人、会見後ろで弁当をむさぼる山岡。
その後、トイレで角丸幹事長と出くわす山岡。
幹事長は思わず山岡の行動の意図を問います。
山岡は社内委員会の仕事で昼飯の試食であると
回答します。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
3巻9話より
社内委員会の内容を聞いて
急に興味を示しだす角丸幹事長。
角丸幹事長自身、実は食べるものに目がない
グルメな男でした。
今日のメニュー、
からし蓮根と一文字ぐるぐる・・・
この言葉を聞くや否や目の色が変わります。
山岡は、松川の弁当が1つ余っている、
よかったら食べないかと打診し幹事長は快諾します。
そして幹事長部屋に特別に招待された山岡と栗田。
幹事長のうまそうに食べる顔、
旨いものの前に肩書はありません。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
3巻9話より
からし蓮根はメシにも合うが、
もっと合うものがあるんだよな・・・と嘯く幹事長。
それを察した山岡は
懐から焼酎をスキットルでチラ見せします。
それを見た幹事長は
部下を全員幹事長室から退室させ山岡の焼酎を拝借。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
3巻9話より
料理は人間を元気にする、
この絵だけでそれが伝わってきます。
角丸幹事長の表情がまたいいんだよな・・・
俺を汚らしい政治ゴロと一緒にするな
食事を終えた後、
幹事長は山岡に何か聞きたいことがあるから
ごちそうしてくれたんだろ?
下心があって一芝居打ったんだろ?と言い出します。
それに激怒する山岡。
ついに出ました。私の一番好きなシーンの一つです。
山岡は単純にうまいものを食べたいと言っている人間に
ごちそうして満足してほしかった、
ただそれだけで余った弁当を提供しただけでした。
その気持ちを踏みにじられた山岡は
幹事長であれど怒りをぶちまけ、
下心があってごちそうしたんじゃない!と
その場を後にします。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
3巻9話より
その回答に角丸幹事長は山岡の本質を見抜き、
怒るどころか笑みを浮かべます。
山岡 料理で人の心を動かす
その後、角丸幹事長直々に
東西新聞社山岡宛に電話があり、
次の幹事長を誰に任命するか、特ダネを提供します。
それを政治部の松川に話す山岡。
松川はこれをもとに号外すっぱ抜き、
東西新聞社の一人勝ちで成功を納めます。
これがきっかけで松川は山岡を見直し、
文化部なりの戦い方を認め
山岡との間に友情が芽生えます。
出典:『美味しんぼ』
原作:雁屋哲・作画:花咲アキラ
3巻9話より